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オリオン スーパーミストフィルター用エレメント EMS1300-H 適用機種名(本数)
近年、各種産業界の発展に伴って、自動化と省力化の為の空気圧縮機器の利用が増大の一途をたどっておりますが、これに比例して、圧縮空気中の水分などによって生ずるトラブルも急激に増大をしています。
エアーコンプレッサーに吸入される空気は、有害なゴミ・ホコリ・水蒸気・その他の不純物を含んでおり、0.69MPaの場合、大気をコンプレッサーで吸い込んで、約1/8の体積に圧縮している為、水分・ゴミ・ホコリ・油分などは、大気の約8倍の濃度で保有しています。
EMS1300は、通常圧損値の低減を0.02MPaに実現した新開発エレメントでありますが、フィルターエレメントは消耗品ですので、定期的な交換が必要となります。 目安と致しましては、フィルターエレメント取り付け後、最長1年での定期的交換となりますが、使用される環境により、1年より短い期間(数ヶ月)の場合もあります。 又、差圧計(オプション品)を取り付けている場合は、1年以内でも、差圧計の指針が黄色範囲内(0.045〜0.07MPa)になりましたら、新品のフィルターエレメントとの交換となります。 差圧計の赤色範囲(0.07MPa以上)は、使用不可能となりますので、指針が赤色範囲内に入る前に、フィルターエレメントの交換が必要となります。 もし、フィルターエレメントの交換を怠りますと、不純物の2次側への流出等、フィルター本体の故障が発生する恐れもありますので、ご注意願います。 T−1.フィルターエレメントの交換に付いて(MSF1300−1)@ハウジングを外す際、バンドカバー固定ネジをゆるめ、容器内の空気が抜けている事を確認して下さい。 圧縮空気を抜かずにネジをゆるめますと、ネジ穴より圧縮空気が漏れます。 Aバンドカバーを180°回転させ仮固定し、バンドのちょうナットをゆるめます。 Bバンドを外し、ハウジングを下方に引きますと、内部の落下防止のフックが外れます。 C内部のフィルターエレメントを下方に抜きます。 D新しいフィルターエレメントのヘッドカバーにOリングを取り付け、ボディー内に差し込みます。 Eハウジング側にOリングを入れ、フックが掛かるまで上方に押し上げます。 Fバンドを掛ける時、バンドカバー固定ネジがバンド締め付け部の中央になる位置に合わせます。 Gちょうナットがストッパーで止まるまで締め付けます。 Hバンドカバーを元の位置に戻します。 T−2.フィルターエレメントの交換に付いて(MSF2700C1) @フランジ部の六角ボルトを外して、ハウジングを開けて下さい。 Aハウジング内側の支え金具(M4 皿小ネジ4か所)を取り除いて下さい。 その後、ハウジングの内側の汚れを落として下さい。 Bフィルターエレメントを下に引き抜き、新しいフィルターエレメントを容器内にある道入管めがけて挿入し、止まるまで押し上げて下さい。 Cハウジングを閉じて、取り付け用ボルト・ナットで固定して下さい。 ※取り付け用ボルト・ナット・フランジ用ガスケット及び締め付けトルク
※ボルト・ナット六角寸法、参考締め付けトルク
※Oリングに関しまして、フィルター用のOリングは、フィルターエレメントに付属されておりますが、ハウジング側のOリングに付きましては、別途ご購入となります。
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